ダンスインザダーク産駒の天皇賞・春成績まとめ 2009年までの結果


ダンスインザダーク産駒の菊花賞成績まとめ 2009年までの結果

上の記事で「ダンスインザダーク産駒は菊花賞に全11頭が出走して優勝3頭、2着2頭の勝率 27%、連対率 45%」であり、みなさんのイメージどおり抜群に優れた成績であることを紹介しましたが、天皇賞・春ではどうでしょうか。ダンス産駒が春の天皇賞を得意としている印象はないですが、調べてみると「200m距離が伸びただけでなぜここまで悪くなるのか」としか言いようがない結果になっていました。

ダンスインザダーク産駒が初めて天皇賞春に出走したのは2003年

2003年18頭立て
3着ダイタクバートラム(1人気)、4着ツルマルボーイ(2人気)、6着ファストタテヤマ(4人気)、8着タガノマイバッハ(6人気)


2004年18頭立て
11着ファストタテヤマ(7人気)、16着ザッツザプレンティ(3人気)


2005年18頭立て
10着ザッツザプレンティ(7人気)


2006年17頭立て
6着ファストタテヤマ(13人気)、7着マッキーマックス(3人気)、10着デルタブルース(4人気)


2007年16頭立て
8着ダークメッセージ(8人気)、10着ファストタテヤマ(9人気)、12着デルタブルース(3人気)、14着ウイングランツ(15人気)


2008年14頭立て(ダンス産駒の出走なし)


2009年18頭立て
10着デルタブルース(13人気)


ダンスインザダーク産駒は2003年から2009年までに9頭が15回、天皇賞・春に出走した。その中には菊花賞馬2頭、菊花賞2着馬1頭が含まれるものの春天で連対したことはなく、ダイタクバートラムの3着が最高の成績である。また着順が人気を上回ったのは3回だけ、しかしその場合の最高着順は6着である。菊花賞では11頭中10頭が半分より上の着順でフィニッシュしたが、天皇賞(春)では15回中7回しかない。


さらに菊花賞とその翌年の天皇賞・春の結果を比べると、サンプルは少ないが3頭とも成績を落としている。

菊花賞 天皇賞(春)
ファストタテヤマ 2着 6着(03年)
ザッツザプレンティ 1着 16着(04年)
マッキーマックス 5着 7着(06年)


去年の菊花賞のワンツーもあって天皇賞でも買ってしまいそうになりますが「春天ではダンス産駒は全然ダメ」と覚えておきたい。


今年の天皇賞・春に出走予定のダンスインザダーク産駒では、昨年09年菊花賞2着のフォゲッタブルが注目されそうですが(阪神大賞典はスキップしてダイヤモンドS.から春天直行の予定)、これも買っても3着までかなと考えています。


ちなみに同じ母エアグルーヴ産駒のアドマイヤグルーヴが2005年の天皇賞・春武豊騎乗で出走していたが(まったく記憶にない)、結果は6人気11着とこちらもフォゲッタブルを買うには気になるデータです。


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