G1初の1着同着、着差は1cm未満のはず【オークス】



2010年オークスは17番アパパネと18番サンテミリオンが1着同着の結果になった。1着同着はJRAの重賞だと、たとえば88年のG2阪神大賞典タマモクロスダイナカーペンターとの1着同着などがあったが、G1では初めて。G1での僅差で決着の例として、96年のスプリンターズステークスで、1着のフラワーパークが2着のエイシンワシントンに1cm差で、2009年のスプリンターズステークスで1着ローレルゲレイロが2着ビービーガルダンに1cm差、また2008年の天皇賞・秋で、1着ウオッカが2着のダイワスカーレットに2cm差で勝ったことがある。


JRAは1cmの差を見分けられるのだから、今回のオークスでは1cm未満の差しかなかったといえる。ちなみに地方競馬では92年の帝王賞ナリタハヤブサラシアンゴールドとの1着同着が、海外では2003年のブリーダーズカップ・ターフでジョハーハイチャラパルとが1着同着だったことなどがある。


追記:帝王賞がG1格付け(統一G1)を得たのは97年のことなので、JRA史上初というより、地方を含めた日本のG1としてもオークスが初めての同着優勝ということになるかな。