京都大賞典で逃げつぶれた2頭が「行った行った」のエリザベス女王杯

エリザベス女王杯は11番人気の逃げたクィーンスプマンテが逃げ切り勝利、12番人気で2番手追走のテイエムプリキュアが2着。


この2頭は10月の京都大賞典でも後続を大きく離して逃げたんだけど。


第44回京都大賞典 レースビデオ - JRA


京都大賞典では、逃げたプリキュアが13着キングトップガンから1.8秒離れた14着(14頭立て)。プリキュアを追った2番手のクィーンスプマンテは勝ち馬オウケンブルースリから1.0秒差の9着。


2レースのラップを比較すると。

通過タイム 600m 1000m 1600m 2000m 2200m
京都大賞典 34.6 59.1 1.35.3 1.59.5 2.12.3
エリザベス女王杯 36.0 1.00.5 1.36.8 2.00.7 2.13.6
タイム差 1.4 1.4 1.5 1.2 1.3
0m-600m 600m-1000m 1000m-1600m 1600m-2000m 2000m-2200m
京都大賞典 34.6 24.5 36.2 24.2 12.8
エリザベス女王杯 36.0 24.5 36.3 23.9 12.9

エリザベス女王杯では京都大賞典に比べて、約1.4秒遅いペースだった。また、この1.4秒差はテンの3ハロンで生まれて、その後は京都大賞典エリザベス女王杯のラップがほぼ同じである。


エリザベス女王杯では道中3番手だったリトルアマポーラ(7着)の 1600m通過は 1分40秒9。4コーナーで3番手集団だったブエナビスタ(3着)の上がり3F は 32秒9で、1600m通過は 1分41秒0 とかなり遅いペースでの追走。


クィーンスプマンテは、京都大賞典では 2200m地点を 2分12秒3 で通過してる。エリザベス女王杯の勝ちタイムは 2分13秒6 だから 1.3秒も遅い(笑)。結局クィーンスプマンテ(とテイエムプリキュア)は京都大賞典に比べて1.4秒遅かったテンの 3ハロン以外は、エリザベス女王杯京都大賞典で同じペースで走っただけ。後ろがちんたら走って、このタイムで決まるなら、そりゃ逃げ切れるだろうよ、といったところか。


田中博康は、GI 初勝利おめでとう。