田端到・加藤栄「種牡馬事典」購入レビュー


種牡馬事典」(田端到・加藤栄、東邦出版)を買いました。
田端到・加藤栄の種牡馬事典 [大型本]
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種牡馬事典」は、自由国民社から出版されていた「パーフェクト種牡馬辞典」の著者であり金満血統馬券王国でおなじみの田端到氏が「より良い出版環境を求めた結果、ややこしい状況になって」しまい、東邦出版からリニューアル創刊されることになった、というものです。自由国民社「パーフェクト種牡馬辞典」は今年で創刊から20周年と節目の年でしたが、別の著者に引き継がれることになりました。


前に「パーフェクト種牡馬辞典」を買ったのは、2006年か07年のこと。このシリーズは、毎年、掲載内容がほとんど同じであり、数年に1度買えば良いのですが、今年は出版社が変わったということで応援の意味も込めて購入。さらにキングカメハメハという、産駒数の多くてしかも良く走る種牡馬が登場したのでどう解説されているか知りたかったのと、ほかにもディープインパクトが初めて掲載されるので、今年は買うにとても良いタイミングだと考えたわけです。


その新しい「種牡馬事典」の内容は、見開きの種牡馬系統表、および種牡馬ごとの解説ページなど、旧「パーフェクト種牡馬辞典」とまったく同じ体裁であって、違いといえば表紙、書名、そして出版社ぐらいです。

そして今年から新しく掲載されたのが「有力種牡馬 競馬場別 重賞成績グラフ」です。ダンスインザダーク京都競馬場の重賞では1着より2着のほうが断然多い、ということが一目で分かるなど、たった2ページ(246,247ページ)ながら学ぶところが多い内容になっている。特に最近は重賞しか馬券を買わないということが増えてきたので、重宝しそうです。

現行「パーフェクト種牡馬辞典」の内容は知らないですが、旧「パーフェクト種牡馬辞典」のファンなら「種牡馬事典」は安心して買えます。