JRA の CM 内容がエリザベス女王杯にそっくりだった(サイン馬券)
競馬場のスタンドにて
佐藤浩市: 「今の見た?」
大泉洋: 「見ました!」
蒼井優: 「奇跡...」
競馬場通路
蒼井: 「すべてがスローモーションに見えました。」
電車内
蒼井: 「まさかまさかの末脚。私たち歴史を目撃しちゃったんですよ。」
他の3人は「まだしゃべるか」という顔をする
バーにて
蒼井: 「ちゃんと見てました、佐藤さん。」
佐藤: 「....はい」
バー閉店後。大泉、小池徹平は突っ伏して寝ている。
蒼井: 「ドラマだわぁ、人生だわぁ。」
(おそらく)徹平の部屋。朝。佐藤はベットで、小池は座卓に頭をのせて寝ている。目覚める大泉。
蒼井: いやぁ、まさかまさかの末脚。伝説だわぁ。
TV CM: CLUB KEIBA: みんなで競馬!/ JRA
この CM は11月8日、エリザベス女王杯(11月15日)の前の日曜日から放送開始されたものです。12月に入った現在も放送中ですが、公開時期や、女性である蒼井優がメインなこと、ブエナビスタを意識しているのかやたらと「末脚」を繰り返すところなど、エリザベス女王杯仕様な CM だと思うのですが。
そのエリザベス女王杯は、先手を取ったクィーンスプマンテとテイエムプリキュアが後続をぐんぐん引き離す大逃げを打ち、圧倒的1番人気だったブエナビスタなどが直線追い上げるも2頭が逃げ切る結果に終わりました。
いま考えると、JRA のこの CM で蒼井優が「最初から最後まで話し続ける」のは、エリザベス女王杯が逃げ切りで決着するサインだったとしか思えないですね。また蒼井優が繰り返した「まさかまさかの末脚」からは、
まさか⇒クィーンスプマンテ(11番人気)
まさか⇒テイエムプリキュア(12番人気)
末脚⇒ブエナビスタ
と2頭が逃げ切り、1頭が追い込んでくる決着になることも示していました。
さらに CM 中の大泉洋と、エリザベス女王杯の安藤勝己を対比させると
大泉 | 安藤 | |
前半 | 興奮し続ける蒼井に怪訝な顔をする | (2頭が逃げていることは気づいていたはず) |
中盤 | 蒼井を無視して寝る | 逃げ馬を見失う |
後半 | 朝になって一人目覚めるも、まだ蒼井が話し続けていることに驚く | 直線を向いてから、ずっと前にまだ2頭いたことに驚く |
(おまけ) | (地方テレビから全国区) | (地方競馬から中央競馬のスターに) |
というわけで CM とレースの内容とがそっくりなことに。サイン馬券というのは上位入線馬の馬名や出目、脚質などを示して、過去の戦績やレース展開を普通に予想していたのではとても買えないような馬券を取らせてくれたりしますが、エリザベス女王杯の安藤勝己のように、結果だけでなくレースで何が起こるのか、ここまで正確に教えてくれることはなかなか無いですよ。
サイン馬券なんかふだんバカにしている私ですが、久々に興味深いサイン馬券になりました。
- 米同時多発テロの起きた2001年の有馬記念でのマンハッタンカフェ、アメリカンボスの1、2着
- 第二次世界大戦後初めて天覧競馬として施行された2005年の天皇賞・秋でのへヴンリーロマンス。このときは紀宮さまのご成婚が近かった。
以来かな。
サインとは関係ないですが、CM 中のほかの二人は
先に脱落した大泉、小池よりも長く蒼井に付き合ったが、最後は爆睡の佐藤浩市⇒逃げた2頭が見える3番手につけ、超スローペースを実質逃げた展開だったのに惨敗したスミヨン×リトルアマポーラ
一切しゃべらず、さっさと寝てしまい、最後まで起きなかった小池徹平⇒かつて伊藤雄二に「ペースを体感する感覚は世界でも超トップ。精密なスピードメーターを搭載したジョッキーだから、ポジショニングにミスがない。何十年に一人の名手です」と評されながら、どスローを最後方から進んだ武豊
といったところでしょうか。